リリースできない!大幅遅延はなぜ起こる?

遅延はなぜ起こる? RFP

システム開発についてこのようなお悩みはありませんか?

「システム開発の大幅遅延が起こる理由は?」
「システム開発の大幅遅延の対処法は?」
「システム開発の大幅遅延を解決した事例は?」

本記事では、システム開発の大幅遅延について原因や対処法、解決事例について解説していきます。

システム開発で大幅遅延はなぜ起こるのか?

システム開発の業務の中ではさまざまなトラブルがありますが、その中でも頻繁に起こるトラブルは「遅延」です。

システム開発の中での「遅延」は数日などの遅延ではなく大幅な遅延のことを指し、システムトラブルの開発での大幅遅延によって何ヶ月間もリリースできないというトラブルに発展してしまいます。

そもそもシステム開発においては発注側と受注側の双方が納得した状態で業務に取り掛かるはずなのに、なぜシステム開発では大幅な遅延がよく起こるのでしょうか?

その最大の理由は、システムを発注する側とシステムを受注したシステム開発会社やベンダーの意見が食い違っている部分にあるのです。

システムを発注する側の問題でシステム開発が遅延する主な理由は下記の通りとなります。

  • IT人材が不足している
  • システム開発会社の言っていることがわからない
  • テスト時点で思っていたものと違うシステムだった
  • システム会社が修正してくれない
  • 予算追加になってしまい上司に怒られる

一方でシステムを受注したシステム開発会社やベンダーの問題でシステム開発が遅延する主な理由は下記の通りとなります。

  • 発注側のクライアントの要望をその通りに開発したら、使えないシステムになってしまった
  • クライアントがテストしてくれなかった
  • 仕様変更があまりにも多すぎて、そもそも遅延の原因はクライアントだ

このように、システムを発注する側とシステムを受注したシステム開発会社やベンダーの双方の意見が食い違っていることがシステム開発を大幅に遅延させる原因となっているのです。

システム開発の大幅遅延を無くすための対処法

システム開発の大幅遅延を無くすための対処法は下記の2つです。

  • プロジェクトマネジメントの体制を整える
  • 事前にRFPを作成する

それぞれの対処法について詳しく解説していきます。

1. プロジェクトマネジメントの体制を整える

システム開発においてプロジェクトを管理する人が不在の場合、システム開発がスムーズにおこなえないことが増えてしまいます。

万が一自社にプロジェクトを管理する能力のある人がいないのであれば、プロジェクト管理者込みでシステム開発会社に依頼する、もしくは外部コンサルティングを利用してプロジェクトを管理してもらうことが必要です。

2. 事前にRFPを作成する

プロジェクト管理を充実させることでシステム開発の大幅遅延を防ぐことができますが、実はそれだけでは不十分な場合も多いため、事前にRFPを作成することを合わせておこなうことが大切になります。

RFPとは、IT担当者や情報システム担当者がシステムベンダーやSlerなどに対してシステム構築やリプレイスを依頼するときに、自社のシステムに必要となる要件や見積もりなどをまとめた書類のことを指し、作成することでシステムを発注する側とシステムを受注したシステム開発会社やベンダーの意見の食い違いを未然に防ぐことができるのです。

システム開発の大幅遅延を解決した事例

弊社は大幅遅延のプロジェクトに途中参画したことがありますが、プロジェクトに参画してから3日間で課題を洗い出すことを試みると、下記のような人の問題と体制のさまざまな問題が浮き彫りになりました。

  • エンジニアの開発する人が俗人化していて、スタックしていたこと
  • 俗人化してしまい、その人しかわからない仕様があったこと
  • 業務量が多く思考停止になっていたこと

これらの人の問題と体制は、そのエンジニアから諸々の要件を聞き出し、スケジュールを引き直した後にベンダに共有することでこの課題は解決しました。

ただ、もうひとつの大きな課題になっていたことは、要件定義できる能力のない会社が要件定義してしまっていたために要件が決められない状態が続いていたことです。

これらの課題を解決するためにまずは必須と任意の機能を整理してリリース時期をわけることで、課題の解決になりました。

このような課題を、弊社では参画して1か月で解決しましたが、一般的には数か月かかるため、RFPを作成することでの未然に遅延を防ぐ仕組みが必要です。

まとめ

本記事では、システム開発の大幅遅延について原因や対処法、解決事例について解説していきました。

システム開発の遅延を解決するためにはRFPの作成が欠かせませんので、自社でRFPを作成できない場合は外部コンサルタントに作成を依頼することが必要です。

弊社でもRFP作成コンサルティングサービスを実施しているためご依頼いただくことは可能ですし、RFP作成可能なコンサル会社は高額な場合が多いですが、弊社では規定のフォーマットを利用して効率的に割安に作成させていただきます。

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